七回忌とは?
贈る花の選び方とマナー
故人が亡くなってから年月が経ち、いざ七回忌を迎えるにあたり、「どのような意味があるの?」「お供えのお花はどう選べばいい?」と悩まれる方もいらっしゃるでしょう。
七回忌は、故人を偲ぶ大切な節目です。この記事では、七回忌の意味から、心を込めて贈るお花の選び方とマナーまで、専門のフローリストが分かりやすく解説します。
七回忌とは?
七回忌の意味と由来
七回忌とは亡くなってから6年後の祥月命日(しょうつきめいにち)のことを差します。
亡くなった年を1年目と数えるため、7回目の法要であることから「七回忌」と呼ばれます。「ななかいき」もしくは「しちかいき」と読みます。
仏教の教えでは、故人の魂を追善供養する重要な節目とされており、遺族や親族が集まって故人を偲び、冥福を祈ります。
年忌法要は亡くなってから年数が経過するほど小規模で営む流れとなり、盛大に行われる一周忌や三回忌とは異なり、家族や主たる親族を招いて行う形が多く見られます。
参列されないご親族・故人のご友人・縁のあった方からお気持ちとしてご家族様宛にお花をお届けしてはいかがでしょうか。
七回忌の歴史的背景
七回忌は、故人を偲ぶ法要の中でも特に重要な節目の一つとされています。
時が経つにつれて法要の規模は縮小されていく傾向がありますが、七回忌は故人との繋がりを再確認し、感謝の気持ちを伝える大切な機会です。
七回忌の一般的な流れ
七回忌の法要は、僧侶による読経から始まります。その後、参列者全員で焼香を行い、故人を偲びます。
法要の後は、故人の思い出を語り合いながら会食をするのが一般的です。
法要について
法要とは、僧侶にお経を唱えてもらい、亡くなった方の冥福を祈って供養をする儀式のことです。
法要は「追善供養」とも言って、家族や親族、親しかった知人・友人などが故人の冥福を祈って供養すると、故人が霊界で報われ、極楽浄土の世界に辿り着けると言われています(宗教や宗派によっては考え方が異なります)。
法要の場所は寺院・葬儀会館やホテルの開場・ご自宅などと様々であり、お供えのお花を贈る場合には、お届け先をどちらへ贈るかの確認も必要となります。
最近は命日にこだわらず、命日前の土日など、お身内の方が参加しやすい日にずらして法要を行うことが多いようなので、
法要の日時や場所が明確でない場合は、命日を迎える前にご遺族のご自宅宛にお花をお贈りすると安心でしょう。
七回忌には、どんなお花を贈る?
七回忌のお供え花は、故人の好みや人柄を反映した、優しい色合いのものがふさわしいとされています。
贈るお花のスタイルも、いくつかの種類から選ぶことができます。
お供えフラワーアレンジメント
お供えのお花を贈る場合、フラワーアレンジメントの形でお届けするのが最も一般的です。
そのまま置いて飾って頂けるので、お水換えのお手間もかかりません。
贈られるフラワーアレンジメントの色味としては、故人が亡くなってから日が経っていますので、お供えのお花としても明るい色を入れて贈られるのが良いでしょう。
白色と共に、故人が好きな色合いと雰囲気などが分かれば、それに合わせて用意をしましょう。
明るいお色味のお花はご家族様のお気持ちも和ませ、喜んで頂けると思います。
使用するお花は、ユリやトルコキキョウ、マム等の長く楽しめるお花がおすすめですが、故人の好きだったお花をご存知であれば、そちらを使用したアレンジメントをお贈りしましょう。
お供えにはかつて「トゲのない花」を使うとされていましたが、最近ではバラなどもトゲを取って使ったりと、ルールも緩やかになっています。
故人のお好きなお花をお贈りすることで、在りし日の故人に思いを馳せ、偲ぶお気持ちを伝えられるのではないでしょうか。
プリザーブドフラワー
お祝いだけではなく、お供え用にもプリザーブドフラワーアレンジメントはおすすめです。
置き型はもちろん、壁掛けタイプや故人のお写真と一緒に飾れる写真立てタイプなど、様々なタイプがあります。
生花と異なり、お水やりや、枯れたお花を取り除いたりする手間が掛からず、
長い期間飾って頂けるので、忙しくてお手入れに手間を掛けられない方や、ご高齢の方宛ての贈り物として喜ばれています。
頂いたプリザーブドフラワーの花弁が湿気で透けてきたら、ドライヤーの温風を優しく当ててあげてください。元の花びらの状態にすっと戻りますよ。
花瓶を持っているなら花束
ご遺族が花を生けることが好きだったり、故人のお墓に供えることが分かっている場合は、花束も良い選択肢です。
花束であれば、ご遺族の好みで自由に活けてもらうことができます。
御仏前はもちろんのこと、ご遺影前や玄関など、小分けにして活ける楽しみもあります。丈は長めにご用意して、自由に使っていただくのが良いでしょう。
お水をまめに交換すれば、アレンジメントより長く楽しめるのもメリットの一つです。
七回忌に贈る花はどんな色が良い?
四十九日や一周忌とは異なり、七回忌では故人を偲ぶ気持ちを込めて、優しい色合いの花を選ぶことが一般的です。
紫に黄色を添えて
七回忌に贈るフラワーアレンジメントには、紫色のお花を入れるのがおすすめです。
紫色には古来より「縁(ゆかり)」という意味があるとされています。
「縁(ゆかり)」とは「関係」や「血縁」という意味ですので、まさに法要に贈るお花にぴったりな色合いですね。
故人が亡くなられてから日が経っているので、白ベースに紫色だけではなく、黄色のお花などをお入れして明るいお色味でお届けしてはいかがでしょうか。
すっきりとしたブルー
ブルーの色合いは平和や誠実さを表す色として、七回忌のお花としてもとても人気です。
男性への贈り物にもぴったりですが、女性にも贈られることも多い色合いです。
七回忌となってくると、白・ブルーの単色だけでなく、柔らかい色合いのピンクや黄色等をいれて
華やかにお作りするのもおすすめです。
柔らかいピンク
故人が女性の場合に多く使われていますが、最近では男性の方用にもオーダーが増えてきています。
カーネーション、トルコキキョウ、バラ、ユリ、などなどお花の中でもピンク色を持つ花はとても種類が多く、またピンクそのものの色の幅も広いので、一年を通してバリエーション豊かにご用意することが出来る色合いです。
七回忌に贈る花を選ぶ際に気をつけることは?
故人を偲ぶ気持ちを伝えるためには、いくつかのお花の選び方のマナーに気をつけましょう。
・トゲや毒のある花:トゲのあるバラや、毒を持つ花は避けるのがマナーです。お花の窓口が作る七周忌のお花に使われているバラは全て棘をとってお送りします。
・香りが強すぎる花:香りの強い花は、故人やご遺族の体調を考慮して選ぶ必要があります。お花の窓口が作る七周忌のお花では、香りの少ない品種の百合を使用しています。
・季節感を取り入れる:故人が好きだった季節の花や、季節を感じられる花を選ぶと、より故人を身近に感じられるでしょう。
・飾る場所のサイズ:贈るお花のサイズは、飾る場所を考慮して選ぶことも大切です。
七回忌に贈る花の予算感
七回忌で贈るお花の一般的な相場は、5,000円~15,000円程度です。
金額よりも、故人やご遺族への気持ちが大切ですので、無理のない範囲で心を込めて選びましょう。
七回忌に贈る花のメッセージ例
お花に添えるメッセージカードは、心を伝える大切なものです。いくつか例文をご紹介します。
・「七回忌にあたり、故人の数々のご遺徳を偲び、衷心より哀悼の意を表します。」
・「七回忌にあたり、心ばかりのお花を送らせて頂きました。御仏前にお供えくださいませ。早いもので6年が経ち ました。今も、そしてこれからも皆様のこと暖かく見守って下さっていることと存じます。」
・「月日の流れに驚きをおぼえております。遠方より心ばかりの香花をたむけ偲びたいと思っております。」
・「早いもので、●●様の七回忌がめぐって参りました。●●様と過ごした日々が今もなお思い出されます。ご冥福と皆様のご健康をお祈りいたします。」
私たち「お花の窓口」では、ご予算やご希望に合わせて、心を込めたお供え花を制作しています。七回忌のお花選びでお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
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